データベースとインスタンス(SID)
【概要】
「データベース」はファイルのこと。
「インスタンス」はメモリのこと。
データベース稼働中にはこの「データベース」本体と直接やりとりするわけではなく「インスタンス」とやり取りしている。
例としてデータをINSERTすると先にインスタンス(メモリ)に反映され、その後データベース(ファイル)に反映される。
インスタンスはデータベースに対して複数作成することができる。
【名前について】
データベース名:インストール時に決めたグローバルデータベース名
SID名:(インスタンスが1つの場合)基本的にデータベース名と同じにする
(インスタンスが複数の場合)判別できるようにグローバルデータベース名以外にする
CDBとPDB
Oracle12c以降の機能。
複数のデータベースを1つのインスタンスに統合できる。
【CDB$ROOT】
1つのCDBに対して必ず1つ存在し、CDB全体で共有するオブジェクトやメタデータの情報が格納される。
オブジェクトの追加や変更は不可。
【PDB$SEED】
PDBを新規に作成するときのひな形。
CDB作成時に1つだけ作成され、読み取り専用でオブジェクトの追加や変更はできない。
【PDB】
同一CDB内に複数作成可能。
CDBからPDBを取り外したり(Unplug)、取り外したPDBを別のCDBまたは以前と同じCDBに取り付ける(Plug)ことができる。
システム権限
2種類存在する。
・DBAロール
・SYSDBA権限
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